投資家には運があるのか?

経済ニュースで名前を聞くような投資家はもちろん、投資だけで生計を立てている専業投資家は非常に沢山います。
そこで思うのは、彼らには実力や銘柄選別時の分析力、タイミングをものにする運があるのかということです。

まず実力や銘柄選別を行う分析力ですが、いくら実力がある投資家でも超能力者ではありませんので、数年後の社会がどうなるかは予測できません。
さらに、個人投資家については、触れている情報も一般人が少し頑張れば得られる情報と大差はありません。
しかしながら、ある成功パターンを知り、それを徹底して実践する能力があります。

成功パターンと言っても、この株を買えば儲かる!というものではなく、企業の利益率や財務を見て優良企業かを判断しているだけです。
失敗もしますが、確実に成功例を手にすることができます。
成功例を手にする前提があれば、あとは投資金額の調整で利益を出せるでしょう。

次に、運については、莫大な利益を出す投資家は早い段階である程度の元手を手にしていることがあります。
いわゆるエリートサラリーマンであったり、親の財産を継いだりと、プロセスは様々ですが、20代や30代で元手を手にして、時間をかけて投資を行っています。
そのタイミングに間に合うことは運の要素も強いのかもしれません。

しかしながら、実力のある投資家ほど、運に頼った投資からは遠ざかり、タイミング重視の考えになります。
例えば10万円を100万円にするには10倍にする必要がありますが、同じ90万円の利益を出すために1000万円の資金があれば、たった9%増やして1090万円にすれば同じ金額の利益が出るのです。
お金持ちのところにお金が集まるという理屈です。

そうなると銘柄選別では安定していることが重視されます。
実力や分析力を駆使して、長期にわたって値崩れしない株を狙うのです。
もちろん値崩れしたものを見つければここぞのタイミングで飛びつくのも投資家ではありますが。

儲かっている投資家には共通点がある

では結局のところ、儲かる投資家はどんな人間なのか?ということになりますが、いくつかの共通点があります。

一つは、銘柄選別の際に、自分で考えた根拠を持っていることです。
はっきり言って、儲け話を他人には話しません。
分析力を用いて、儲け話を自分で見つけるのです。
自分で考えれば、その考えに自信が付きますから、思うような値動きにならない時でも、銘柄選別の判断を信頼することができます。
方針を簡単に変えないことは株式投資には重要なことで、儲かっている投資家は誰もが確たる方針を持っています。

もう一つは、儲けることに執着し過ぎないことです。
努力をし過ぎないということではなく、損を出すことを恐れず、また一度のトレードで利益を追い過ぎないということです。
一般の投資家の中では、少額で投資をしていた頃に出来た判断が、投資金額が大きくなるにつれて出来なくなったという話をよく耳にします。
分析力は向上しているはずなのに。

金額が大きくなることで、失う怖さや、逆に欲が出るのです。
大きな利益を出す投資家は、投資金額で精神にブレが生じることはありません。
あくまでも冷静沈着に判断します。
それを実力と言うのかもしれませんが…。

あとは大相場をものにしていることがあります。
運の要素もありますが、数年に一度のタイミングで訪れる何らかのバブルに上手く乗った経験がある投資家が殆どです。
これも方針と言えますが、リーマンショックのような急落がある反面、アベノミクスなど急騰する局面も訪れるものです。
上昇局面が訪れることが分かっている以上、それに向けた投資が可能になるでしょう。

株式相場は違法でなければ何をしても問題がありません。
儲けた者が正しい世界です。
まずはとことん信じられるくらい、自分の判断に自信を持つことから始まります。